2013年05月10日
幻にさせない「魚鬼」の採卵
====== 春時間営業中 ======
====== 9:00~18:30 ======
イブニングタイム 営業開始!
――ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さん、こんばんは~
もはや、握力がないUK土木部長です。
本日金曜日は、定休日。
実にいい天気でしたね。
という訳で、以前より予定していた
「鬼の採卵」
をしてまいりました。

(*これは発眼状態のニジマスもの 使い回しです)
====== 9:00~18:30 ======
イブニングタイム 営業開始!
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皆さん、こんばんは~
もはや、握力がないUK土木部長です。
本日金曜日は、定休日。
実にいい天気でしたね。
という訳で、以前より予定していた
「鬼の採卵」
をしてまいりました。

(*これは発眼状態のニジマスもの 使い回しです)
魚鬼
イトウ
サケ科 サケ亜科 イトウ属
日本在来種 最大の淡水魚!
(レコード記録は2.1m )

絶滅危惧種IB類
かつては、青森県にも生息していたが
いまや、北海道の一部河川に ネイティブ個体が残るのみ・・・・・・
そのネイティブ個体数は、減少の一途を辿る・・・
だいぶ前の話らしいが養殖業者にも、一時「イトウバブル」なる時代が存在し
猫も杓子もイトウの稚魚を北海道より購入し、育てたものだそうだ。
(事実、うちの鬼さんたちは
バブリーな時期に北海道 阿寒湖漁協より購入した?という
今はお亡くなりになった岩手県のKさんよりおすそわけいただいた物を
当方 虹鱒屋で採卵、育成したものからの2代目の個体群である。)
ところが・・・実際養殖してみると・・・
餌は食わない、成長は遅い・・・
求められるサイズは、超大型ばかり・・・
売り物のサイズになるまでに、膨大な年数を必要とし
池のサイクルがままならない。
もちろん、産卵時期の斃死があり歩留まりが悪い。
その割に・・・価格が安い。
そればかりか・・・
人工授精に有利な点が、何一つない・・・
採卵数が、他のサケ科の魚の比べ圧倒的に少ない。
抱卵までの期間が長すぎる。
採精量が、恐ろしいまでに少ない。
採精できるまでの期間が長い。
なにやら、イトウの産卵はシーズン一回で終わらず
シーズン中数回に分けて行う、という説があるがこれは納得できる。
イトウの雄の精巣は他のサケ科の魚に比べ著しく小さく
一回の採精で取れる量は極微量・・・ホント 1.2滴というのも珍しくありません。
雌も、採卵の際最初は勢いよく出るのだがすぐ終わる個体がいるんです。
通常サケ科の親魚は、大多数が2~3年で
採卵・採精が出来る個体になります。
イワナも、ヤマメも、ニジマスも、ブルックも、ブラウンも・・・・・・・・・
しかし、事 イトウに関しては
雄で4~5年(体長 50Cm~)
雌で5~6年(体長 60Cm~)
(上記年数は、養殖の場合)
実に、多くの困難を乗り越えて
イトウという名の鬼は、UKで皆様の前にいるんです。
・・・・で 本日。
3年ぶりの採卵ということで意気揚々と朝もはよから準備万端!
まずは、鬼さん池に入り、オスとメスに選別していきます。
さらに、この時排卵済みの個体はパスし丁寧に選別していきます。
とにかくすべての個体が、デカイのでかなりの重労働です。
ネイティブに比べ、婚姻色がそこまで強く出ない為
オスメスの選別も、慣れていないと大変だと思います。
選別が終わり、先に雄の採精作業です。
虹鱒屋では、すべての鱒 先に雄を採精します。
先に述べましたが、とにもかくにも
このイトウという魚・・・
一匹の雄から取れる採精量が少ないんです。
ですから、通常の鱒類の4~5倍の親魚から採精します。
30匹目あたりでしょうか・・・
慣れてきた頃が恐ろしい・・・・・・
スミマセン。眠くなってきました(笑)
次回、続きとイトウ考察 私の考えなどを・・・
明日は、午前中はなんとか持つかな?
という感じの予報ですね。
皆様、雨具の用意をしてご来場下さいね。
それでは~
イトウ
サケ科 サケ亜科 イトウ属
日本在来種 最大の淡水魚!
(レコード記録は2.1m )
絶滅危惧種IB類
かつては、青森県にも生息していたが
いまや、北海道の一部河川に ネイティブ個体が残るのみ・・・・・・
そのネイティブ個体数は、減少の一途を辿る・・・
だいぶ前の話らしいが養殖業者にも、一時「イトウバブル」なる時代が存在し
猫も杓子もイトウの稚魚を北海道より購入し、育てたものだそうだ。
(事実、うちの鬼さんたちは
バブリーな時期に北海道 阿寒湖漁協より購入した?という
今はお亡くなりになった岩手県のKさんよりおすそわけいただいた物を
当方 虹鱒屋で採卵、育成したものからの2代目の個体群である。)
ところが・・・実際養殖してみると・・・
餌は食わない、成長は遅い・・・
求められるサイズは、超大型ばかり・・・
売り物のサイズになるまでに、膨大な年数を必要とし
池のサイクルがままならない。
もちろん、産卵時期の斃死があり歩留まりが悪い。
その割に・・・価格が安い。
そればかりか・・・
人工授精に有利な点が、何一つない・・・
採卵数が、他のサケ科の魚の比べ圧倒的に少ない。
抱卵までの期間が長すぎる。
採精量が、恐ろしいまでに少ない。
採精できるまでの期間が長い。
なにやら、イトウの産卵はシーズン一回で終わらず
シーズン中数回に分けて行う、という説があるがこれは納得できる。
イトウの雄の精巣は他のサケ科の魚に比べ著しく小さく
一回の採精で取れる量は極微量・・・ホント 1.2滴というのも珍しくありません。
雌も、採卵の際最初は勢いよく出るのだがすぐ終わる個体がいるんです。
通常サケ科の親魚は、大多数が2~3年で
採卵・採精が出来る個体になります。
イワナも、ヤマメも、ニジマスも、ブルックも、ブラウンも・・・・・・・・・
しかし、事 イトウに関しては
雄で4~5年(体長 50Cm~)
雌で5~6年(体長 60Cm~)
(上記年数は、養殖の場合)
実に、多くの困難を乗り越えて
イトウという名の鬼は、UKで皆様の前にいるんです。
・・・・で 本日。
3年ぶりの採卵ということで意気揚々と朝もはよから準備万端!
まずは、鬼さん池に入り、オスとメスに選別していきます。
さらに、この時排卵済みの個体はパスし丁寧に選別していきます。
とにかくすべての個体が、デカイのでかなりの重労働です。
ネイティブに比べ、婚姻色がそこまで強く出ない為
オスメスの選別も、慣れていないと大変だと思います。
選別が終わり、先に雄の採精作業です。
虹鱒屋では、すべての鱒 先に雄を採精します。
先に述べましたが、とにもかくにも
このイトウという魚・・・
一匹の雄から取れる採精量が少ないんです。
ですから、通常の鱒類の4~5倍の親魚から採精します。
30匹目あたりでしょうか・・・
慣れてきた頃が恐ろしい・・・・・・
スミマセン。眠くなってきました(笑)
次回、続きとイトウ考察 私の考えなどを・・・
明日は、午前中はなんとか持つかな?
という感じの予報ですね。
皆様、雨具の用意をしてご来場下さいね。
それでは~
Posted by fishingarea_uk at 22:17│Comments(0)
│虹鱒屋日記